R-指定(Creepy Nuts)が三連覇を達成した大会。久しぶりにDVDを見返したので、振り返ってみます。
司会は晋平太！勝敗に関しては観客の声+陪審員のジャッジによって決まる。
BEST32(8×2)8小節2ターン
・第一試合 Raika(西東京) vs shun-p(熊本) battle beat 「仏師/風」
1回戦の第一試合なので、もはやお決まり客席に向かって
Raika「調子はどーだよ」
2バース目でRaika「おまえの目しかみてねー」に対してshun-p「調子はどーだよであっちむいてたじゃねーかよ」と。
ミスったという顔をしてしまうRaika
勝者 shun-p
・第ニ試合 YAS(静岡)vs 蛇(京都) battle beat 「仏師/風」延長：battle beat「Cody Chesnutt-Batman Vs Blackman」
晋平太が今大会R-指定に勝てそうなのは蛇じゃないかと言われてたくらい期待されていたMC(京都予選の蛇VSCHOPの試合はおすすめです。)蛇のビートの乗り方が好きでしたが、YASの方が試合巧者だった気がした。
勝者 YAS
・第三試合 GADORO(宮崎)vs FEIDA-WAN(岡山) battle beat 「仏師/風」
本選初出場ながら、大人気のGADORO。GADOROは2013年 宮崎予選の俺が叩き込む連発場外の試合が好きです。対するは2010年UMB準優勝者のFEIDA-WAN。
GADOROの韻面白かった「お耳拝借→ごちになります」「いけにえになってくれるMCに感謝→ミルウォーキーの食人鬼ジェフリー・ダーマー」
しかし、FEIDA-WANの気合がすごかった。
勝者 FEIDA-WAN
・第四試合 NAIKA MC(REVENGE-EAST) vs GOTIT(オープニングゲーム) battle beat 「仏師/風」
くまだまさしVSあばれる君対決。天狗の鼻の件で、GOTITが勝った印象。延長戦の2バース目GOTIT強かった。この試合の勝利でGOTITが波に乗っていった気がする。
勝者 GOTIT
・第五試合 切刃(沖縄)vs BUSS(群馬) battle beat 「Nine / Make Or Take feat. Smooth Da Hustler」
まず切刃が現在のmc batlle界隈について言及。それに対してこっち向いて話せのBUSS
(BUSSはNAIKA MCの弟らしい、NAIKA MCと違い韻をけっこう踏むタイプ)
延長でも良かったような気がした。
勝者 切刃
・第六試合 MC松島(札幌)vs 成(福岡) battle beat 「Nine / Make Or Take feat. Smooth Da Hustler」延長 battle beat 「FILET-O – C-L-C」
適当なラップから始めるMC松島。余裕がありそうなMC松島。しかし延長。延長戦ではMC松島「レぺゼン沢山してて忙しそうですね」は笑った。
勝者 MC松島
晋平太もここで「ベテランVS若手が1回戦でぶつかってますが、ベテラン強いですね」と発言。
・第七試合 サイプレス上野(神奈川)vs DISRY(愛媛) battle beat 「Nine / Make Or Take feat. Smooth Da Hustler」
服が迷彩対決!
サイプレス上野「仲良くしようよ・・うそだよ」。DISRY「水玉ダサすぎマザーファッカー」は音にハマっていたのでもっと沸いてもいいような・・・
勝者 サイプレス上野
・第八試合 ALICE(広島) vs ふぁんく(REVENGE-WEST)battle beat 「Nine / Make Or Take feat. Smooth Da Hustler」
踏みまくりのふぁんく。
勝者 ふぁんく
・第九試合 GIL(宮城) vs BUCHI DA MIC(福井)battle beat 「詩哭 (Remix) [feat. KT-Voice & Disry]／DJ SHUN」
本選ではなかなか勝てないが地元では優勝を勝ち取るBUCHI DA MIC。
毎回1回戦が強豪で少しかわいそう。
BUCHI DA MIC「真面目過ぎてつまんねぇ～よ」に対してGIL「これしか持ち合わせてねぇ～からさ」
勝者 GIL
・第十試合 Kowree(島根)vs marsh(兵庫)battle beat 「詩哭 (Remix) [feat. KT-Voice & Disry]／DJ SHUN」
韻VSフロー対決。Kowreeは息継ぎが切れそうな所で落とす韻で客が沸くイメージ。ただ今回は少し噛みぎみなKowree。
marsh 最後の四小節はきいてて気持ちいいし、意味も通していた。
勝者 marsh
・第十一試合 SURRY(和歌山)vs RHYME BOYA(罵倒)battle beat 「詩哭 (Remix) [feat. KT-Voice & Disry]／DJ SHUN」
流れるようなラップをするRHYME BOYAに対して熱さでかますSURRY。
勝者 SURRY
・第十二試合 KOKI(山形) vs MCニガリ(東京)battle beat 「詩哭 (Remix) [feat. KT-Voice & Disry]／DJ SHUN」
激戦区東京を勝ち抜いたニガリが登場。KOKIもかっこいいラップをしていたが舞台慣れしているニガリが冷静に対応した印象。KOKIは顔がさらば青春の光の森田に似ている。
勝者 MCニガリ
・第十三試合 Ry-lax(北海道)vs 呂布カルマ(愛知)battle beat 「Statik Selektah – Laughin」延長battle beat 「Dr.Dre – Xxplosive」
この頃は高校生ラップ選手権あがりの人はなめられていた印象。
そんな状態で客をあげられるRy-laxはすごかった。氣志團には司会の晋平太も笑ってしまってます。
勝者 呂布カルマ
・第十四試合 スナフキン(埼玉)vs 輪入道(千葉)battle beat 「Statik Selektah – Laughin」
スナフキンが会話型になっていてびっくりした。というかスナフキンが熱いキャラになっていたのは少し笑ってしまった。クールなキャラなイメージだったので。
勝者 スナフキン
・第十五試合 R-指定(大阪)vs MAC-T(岐阜)battle beat 「Statik Selektah – Laughin」
勝者 R-指定
・ 第十六試合 DOTAMA(栃木)vs KTSRO(茨城)battle beat 「Statik Selektah – Laughin」
今年も入場曲はB’zのDOTAMA。
２バース目のケツがテキトーなDOTAMAが面白かった。
勝者 DOTAMA
BEST16(8×2)8小節2ターン
・第一試合shun-p vs YAS battle beat 「Nas-Hip Hop Is Dead」
shun-pはmol53に声質が似てるなと思う。
2バース目 YASのターンなのにshun-pにずっと喋りかけられるYASは気の毒だった。試合内容自体は延長でも良かったような気がする。
勝者 YAS
・ 第二試合 FEIDA-WAN vs GOTIT battle beat 「Nas-Hip Hop Is Dead」
勝者 GOTIT
・第三試合 MC松島 vs 切刃 battle beat 「Nas-Hip Hop Is Dead」
即興性が強い二人の対戦。延長で会場の空気を持ってったMC松島。
勝者MC松島
・第四試合 サイプレス上野 vs ふぁんく battle beat 「Nas-Hip Hop Is Dead」
ワンバース目から明らかに調子が良さそうなサイプレス上野に対して、ただただラップのうまさを見せつけるふぁんく。
ふぁんく「同じくらいのデブ対ブタどっちが映えるかこの大舞台」
勝者 ふぁんく
・第五試合 GIL vs marsh battle beat 「G. Dep – Special Delivery」
すこし marshがGILの威圧にやられてしまったような印象。
勝者GIL
・第六試合 MCニガリ vs SURRY battle beat 「G. Dep – Special Delivery」
SURRY「特攻隊長→即興の内容→とっとと退場」がばっちりハマり、会場沸き！最後はSURRYお得意のきれいにまとめる。
勝者 SURRY
このときはＲ指定VSニガリは二度と見れないのかと思っていたので、フリースタイルダンジョンで対戦した時はうれしかった。
・第七試合 スナフキン vs 呂布カルマ battle beat 「Schoolboy Q – Break the Bank」
延長戦の呂布カルマの言葉選びが秀逸だった。
勝者 呂布カルマ
・第八試合 DOTAMA vs R-指定 延長battle beat 「papoose-no love」再延長battle beat 「THE ALCHEMIST- Bangers」
皆が待ち望んでいた対戦カード。2バース目、あれ湧き具合で負けちゃうんじゃないと思わせてからのR-指定「付け入る隙は」でおおーとなる。
延長のR指定の乗せ方が、そう乗せてくるかと驚
今では考えられない。R指定のワンマンがガラガラ時代
再延長 DOTAMA「平成生まれのポニーテール マイクをそこらへ置いてけー」R-指定「昭和うまれのクソメガネ。お前のラップにはフローがねぇ～」の返しは見てるこちらが思わずニヤけてしまう上手い返し。
勝者R-指定
BEST8(8×4or16×2)8小節4ターンまたは16小節2ターン
・第一試合 GOTIT vs YAS battle beat 「Wu-Tang Clan – C.R.E.A.M.」
いい人VSいい人そうな構図。
勝者 GOTIT
晋平太「君たちは何の話をしてるの」という試合内容
・第二試合 MC松島 vs ふぁんく battle beat 「Pharoahe Monch – Simon Says」「Jason Derulo-Wiggle」「T.I.-Bring Em Out」
MC松島「たしかにフリースタイルラップめっちゃじょうずだけどそれだけじゃねーかよ」に対してふぁんく「テクニックだけ笑わせんな。俺ん中の定義じゃ。ラップ上手いんは正義じゃ」のアンサーが良かった。あとやたら JAZEE MINOR - 100のワンハネをここでもふぁんくが言っていたので、相当ハマっていたんだろうなと
勝者 ふぁんく
YOUTUBEにアップされている 「MC松島 – 100 Remix feat ふぁんく」
ふぁんくのバースがふざけまくりだけど、聞いてて気持ちいい
・第三試合 SURRY vs GIL
勝者 GIL
・第四試合 R-指定 vs 呂布カルマ battle beat 「Showbiz & A.G.-Soul Clap」
呂布の対話スタイルでも勝つR-指定。まじで弱点がなさすぎる。
延長も見てみたかった試合。
勝者 R-指定
BEST4(8×4or16×2)8小節4ターンまたは16小節2ターン
・第一試合 ふぁんく vs GOTIT battle beat 「KOWICHI-BOY FRIEND#2」延長battle beat 「The Beatnuts-Off the Books」
ふぁんく「呂布カルマなんで負けたんじゃ」は笑った。
4バース目で散々な目にあってんだ俺はのGOTIT。運営にゴチットと間違えられて、写真は輪入道のを使われていたなど。
延長でふぁんくの体力がもう限界にきてたっぽい。
勝者 GOTIT
・第二試合 R指定 vs GIL battle beat 「blind to you-collie buddz」延長 battle beat 「Gang Starr-B.Y.S. 」
ギャルが自分の名前呼ぶみたいがこの試合の勝敗を決定づけるとは驚
勝者 R-指定
決勝(8×4or16×2)8小節4ターンまたは16小節2ターン
・決勝戦 GOTIT vs R-指定 battle beat 「志人-禁断の惑星」
最初、R-指定の「エイエイ」を返すGOTITが地味に好き。
試合の内容としてはGOTIT 小説を間違えてしまうという痛恨のミス。
最初の8小節がよかっただけに、残念。その後も小説間違えをひきづってしまった(まぁ、そこがGOTITのいいところでもあるのだが)
GOTIT「客の方、向いてラップしてゴメン」は、心から思っているんだろうなと思える。
R-指定に情報を与えすぎると全部拾われるから、あんまり与えないほうが勝てるのかなと思った。
勝者 R-指定
最後はSOUL SCREAMの蜂と蝶のビートに乗せR-指定のウイニングラップ。エンドロールも流れ、ドラマの最終話を見ているような気分になった(笑)
以上
